冨田勲氏へ捧げるトリビュート・コンサート

天の声という言葉をよく耳にしますが、私にもそれが聞こえたのです。似たような話の映画もありましたが、「今、それをやりなさい」と言う声が確かに聞こえました。
昨年の11月に本公演のためのプロジェクトチームを結成し討論を重ねました。オーケストラ、混声合唱、児童合唱、電子楽器、そして冨田先生ご自身が作られた作品音源のサラウンド再生によって繰り広げられる冨田勲という宇宙に身を置き、「音楽に正面は無い」とおっしゃった先生の言葉の意義を肌で感じて頂きたいと思います

発起人 河合 尚市

本公演の見どころ・聴きどころ

◉独奏、オーケストラ、混声合唱、児童合唱、総勢180名におよぶ演奏者による、オール冨田勲作品の演奏。
特にNHK大河ドラマのテーマ曲を一挙に聴ける機会は初めてのこと。
そして、バーチャル・シンガー初音ミクをソリストに起用し話題となった晩年の傑作『イーハトーヴ交響曲』も抜粋で上演。


◉ホール客席内に配置された6つのスピーカーにより、サラウンド空間を実現。
それを手がけるのは、かつて尚美学園大学の冨田研究室で「トミタメソッド」を学び、受け継いだエンジニアたち。
45年前に“イサオ・トミタ”の名前を世界に知らしめたあの作品を、冨田先生の理想とした音場でプレイバック。


公演情報

【公演名】冨田勲という宇宙
【日 時】2019年9月6日(金)19:00開演(18:30開場)
【会 場】ウェスタ川越 大ホール


プログラム

【第1部】オーケストラと合唱による生演奏
◉NHK作品より
・「新日本紀行」テーマ
・「きょうの料理」テーマ(旧バージョン)
・大河ドラマ「花の生涯」テーマ
・大河ドラマ「天と地と」テーマ
・大河ドラマ「徳川家康」テーマ
・大河ドラマ「新平家物語」テーマ
・大河ドラマ「勝海舟」テーマ

◉アニメ音楽 手塚治虫作品より
・「リボンの騎士」テーマ
・交響詩《ジャングル大帝》より「ジャングルの朝」「動物たちの集い」


【第2部】トミタ・サウンドと生演奏の邂逅
〜360度無指向性スピーカーを用いたマルチチャンネルサラウンドによる “宇宙的トミタサウンド”の音響体験〜
・組曲《惑星》より「火星」(オーケストラ演奏とサラウンド)
・組曲《惑星》より「水星」(冨田勲作品全曲録音を鑑賞)
・組曲《惑星》より「木星」(冨田勲作品全曲録音を鑑賞)
・月の光(オリジナル部分ピアノ生演奏)
・月の光(冨田勲作品全曲録音を鑑賞)
・組曲《展覧会の絵》より「卵の殻をつけたひなの踊り」(冨田勲作品全曲録音を鑑賞)
・鳳来寺山のブッポウソウ[NHKみんなのうた](児童合唱、オーケストラ)
・《イーハトーヴ交響曲》より
  5.銀河鉄道の夜 〜 6.雨にも負けず 〜 7.岩手山の大鷲〈種山ヶ原の牧歌〉
(児童合唱、混声合唱、オーケストラ)
※初音ミクは声だけの出演となります(映像の投影はございません)。


関係団体・個人

【主催】《冨田勲という宇宙》製作委員会/株式会社アインザッツ
【協力】 妹尾理恵/日本コロムビア株式会社/クリプトン・フューチャー・メディア株式会社/一般社団法人 日本ポピュラー音楽協会
【後援】 尚美学園大学尚友会